沖縄 市民200キロ レポート

この為に2ヶ月間乗り込んだ。
気持ちと体は準備万端で沖縄行きの飛行機に乗り込んだ。

コースは全く知らない。YOUTUBEのレースを何十回と見たぐらいだ。

前日の夕飯は高岡とソーメンチャンプルーを食べながらレースは二回目の普久川ダムを過ぎてからと言う。

レース当日は大雨。カーボンホイールかフルクラムのレーシングゼロのアルミリムか悩んだが、安全策でレーシングゼロにした。

スタート前に高岡のチェーンに粘土の高いオイルを塗る。

僕はシマノグリスをたっぷりとチェーンに塗り込んだ。これで200キロ持つ。
雨のレースは普通のオイルではすぐに切れてしまう。
MAVICのメカニックさんが教えてくれた裏技だ。

7時に300人がスタートする。
コースは知らない。右に回るのか左に回るのかも・・・・。
アクアタマの真下さんがアタックを掛ける。数回で8名程が抜け出していく。
毎年の事らしいので集団は沈着して走行していく。

半島を回り平坦部分で選手が次々と小便タイムを取る。
僕も取る。でも雨で気温が低く、すぐには終わらなくて焦る。

5人程で集団に復帰。

平坦は30キロに落ちる。前に先頭集団とは2分半~3分ほど。
普久川ダムの手前でシマノドリンキングの白石選手とアクアタマの青木選手が飛び出しそれに僕も乗っかる。
数回ローテーションを飛ばしながら走る。
白石選手には「結婚おめでとう」と伝えた。
白石選手からは「色々と励ましの言葉」と貰った。ありがとう。頑張るよ。

上りに入ると後ろから集団が迫り吸収された。

その後はオーベストの西谷さんがペースを作る。
ここの上りは一定ではないので足にくる。
10人ほどで上りをクリア。
その後の補給所でボトルを貰う。
下りで高岡が飛び出す。
その背中は「後ろは頼んだ」と言っているようだった。
チームメイトの畑中君と僕が先頭付近で走っていたので下りを雨で滑りやすいのを利用して意図的にブレーキを掛ける。
すぐにブラインドカーブで高岡の姿は消えた。
西谷さんもアタックするがすぐに反応して逃げさせない。
そうこうしているうちに奥の上りで2分差になった。

後120キロを残してのアタックは素晴らしいと思う。

審判者から知らさせるタイム差は正確ではないが最大で4分は開いたと思う。

半島を回ってきて2回目の普久川ダムの上りの手前のトンネルで中盤程で走っていたら先頭付近で落車。
落ち着いて対処しようとしゆっくりとブレーキを掛けたらコケた。
左のお尻から落ちてそのままスケートリンクの上をすべる様に20m程滑った。
起き上がって自転車を探す。
自分の位置から5m程吹っ飛んでいた。

路肩に腰を下ろして「続行するか考えた。」

「仕事の事」を考えた。でも高岡が逃げているから走る事にした。

ボトルはその辺に落ちているのを拾って走り始める。

トンネルの中全ての人がこけていた。
そして立ち上がり自転車に乗ろうとしてまたこけている人もいた。

まさに地獄絵図だった・・・・。
左のSTIは中に曲がっている。
バーテープはビリビリ・・。
僕は落車する事を前提にポケットに5mmアーレンキーを2本入れておいた。
1本は落としてしまい、落ちなかった1本でSTIを直した。

お尻と腰は痛い。
2回目の上りは耐えた。

そして下りはビビリながら走った。

武末さんが2名と逃げる。後ろに付いて走る。

その前に落車しなかったオーベストの西谷さんを含む6名が抜け出していた。

審判者は高岡と6分半と言う・・・・。

本当なら優勝出来る。

ここからラスト50キロはひたすらアップダウンが続く。
いつまで続くかと思うぐらい続いた。

そしてラストの坂「源河の坂」に突入。
僕はここで切れた。

しかしこの集団は西谷さんを吸収してそこから武末さんのみが飛び出し高岡を追った。

源河を終わった所で1分半。

ラストは12キロの平坦。
ジワリジワリを差を詰めてラスト2キロで高岡をかわして優勝した。

ラストの事はレース後に聞いた事なので詳しくは分かりません。

高岡のレポートを楽しみにして下さい。
ロードレース楽しいですね。

残り120キロからのアタックは無謀だとは思わない。
「自然に飛び出していた」という高岡の言葉を借りれば、誰もが無謀と思う残り距離からの飛び出しは尊敬する。
しかし前年度チャンピオンという大事な場面だけで出てくる選手よりも自分から動いてもぎ取ると言うその姿勢に僕は感動した。
同じチームメイトながら尊敬する。
そして最後まで諦めなかった武末さんの気持ちにも尊敬します。